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しあわせの音

VOCALOID・UTAUキャラ二次創作サイトです

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温かな瞳で見守られている時

 お題小話。『敵わないと思い知らされる時で10のお題』の2から。
 ミク一人称視点でKAITOと。めっちゃ短いです。

配布元:原生地






  いっつもってわけじゃないんだけど。
 たまに、ふとした時、お兄ちゃんの視線を感じる。
 何ていうか、穏やか……ううん、優しい……もちょっと違う。
 ――そう、温かい。
 心までぽかぽかしてくる、ネギとお豆腐のお味噌汁みたいな温かい瞳。
 嬉しいけれど、少し恥ずかしくて。
 その視線に気づくたびに、私はどうしていいか分からなくなる。



Warm miso soup
  ~ かな  で られている




「お兄ちゃん。私の顔、何か付いてる? 変なとこでもある?」
 ついに我慢できなくなって、私は訊いてみた。
 これで「ミクの顔が変」とか言われたら、一生立ち直れないかもしれない。
 まあ、そんなことを言うお兄ちゃんじゃないって、知ってるけどね。
「ううん、大丈夫だよ」
 お兄ちゃんはニコッと安心させるような笑みを浮かべた。
「ならいいんだけど……」
 それでもいまいち納得できなくて、私は語尾をにごす。
 だったら、どうしてじーっと見ているの?
 自意識過剰とかじゃない。よく鈍いって言われる私でも、さすがにそれくらいは分かる。
 ……私に教えられないような、理由なのかな。
 でもそれって、どんな理由だろう?
 あーだこーだと考えて不安になっていたら、私の様子に気づいたのかお兄ちゃんが苦笑をこぼした。
 そして、しいて挙げるなら、と言葉を続ける。

「ミクがいつもよりも楽しそう、かな」
 ああ、お兄ちゃんは最強だ。
 子どもっぽいって思われたくなくて隠してても、すぐにばれちゃう。
 ほんの少しの違いでも、見逃さないでいてくれる。
 この後マスターに歌わせてもらえるからとウキウキしていたことを。
 久しぶりのオリジナル曲だったから、心の中ではすごくはしゃいでたことを。

 私が元気一杯の時も、悲しくて沈んでる時も、お兄ちゃんはいつでも見ていてくれている。
 困ってたらすぐに手を差し伸べられるようにって、気にかけてくれている。
 良いことがあったなら一緒に喜べるようにって、見守ってくれている。


 そんな優しさが、ちょっぴりくすぐったくて、すんごく嬉しいんだ。





 豆腐とねぎとワカメととろろ昆布の入った味噌汁が大好きです(入れすぎ?)

 『敵わないと思い知らされる時で10のお題』 2・温かな瞳で見守られている時   配布元:原生地
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