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I love you
いつものごとくネタの流用です。
栄一×ユフ。たぶんUTAUでは過去最高レベルの糖度だと……思います。
というかくっついちゃいます(ネタバレなので反転でどうぞ)
「…………」
ユフがある言葉を言おうと顔を上げ、口を開く。
が、その体勢のまま、固まってしまう。
少女の顔が茹でたてのタコのように赤く染まる。
「………………」
結局何も言わずに口を閉ざし、うつむく。
何度これをくり返しただろうか。
さすがに気の長い栄一もうんざりしてしまう。
それに、そこまで無理をさせたくなかった。
他でもない彼女だからこそ。
「なあ、ユフ。難しいなら他の罰ゲームに替えてもらえるよう、言ってみるか?」
栄一は見かねて助け船を出す。
ルナとサラがトランプで遊ぼうと言い出したのがきっかけだった。
何組かに分かれて、基本のババ抜き。
そのままでは楽しくないからと、一番目にあがった者が最後まで残った者に罰ゲームを与えようということになった。
そしてユフの組で彼女はババを手元に残し、一番になったのはユズ。
たかが罰ゲームだ。ユフの性格を知っている英二なら、無理だったのだと分かってくれるだろう。
ユフが栄一に愛の告白なんて。
「大丈夫……です」
消え入りそうな声で、ユフは提案をしりぞけた。
その水晶のような瞳から、強い決意のようなものを感じる。
「そ、そうか」
真剣すぎるまなざしに押されて、栄一は頷いてしまう。
しまった。彼女のためには強引にでも意見を通しておくべきだった。
ユフは緊張を解きほぐすように、大きく息を吸って、はき出す。
「……す、す…………っ」
声はどもり、続きは出てこない。
また、同じ結果だ。
たぶん、『好きです』と言いたいのだろう。『愛します』よりは彼女らしい。
「あんまり大丈夫そうには見えないんだけど」
栄一は苦笑して、告げる。
控えめな彼女だから、遠慮して、変えてもらうなんてできないのだろうけれど。
ユフにはどう考えても告白なんてできそうにない。
――嫌がらせなのか、余計な気を利かせたのかは分からないが、ユズには後できつく言い含めておこう。
「罰ゲームは関係ないんです。
わたしが、栄一さんに言いたいから、大丈夫なんです……」
意外な言葉に、栄一は目を見開く。
ユフ自身が言いたいから、大丈夫?
それはつまり……。
「言いたいって、『好き』って?」
どうしても期待してしまう。
やはりそういう意味なのだろうか、と。
ユフはしっかりと頷く。
「それって……」
全身が火照っていくのが分かる。
心臓のない胸の鼓動が、耳の裏でうるさいぐらいに響く。
「あのさ、深読みしてもいいのかな? 俺。
ユフはその、れ、恋愛感情で、俺のことが好きだって」
駄目だ。どんなにがんばっても、格好がつかない。
今の自分はきっと情けない顔をしている。
是、と言ってほしくて。
少女はためらいながらも、こくんと、もう一度頷いた。
青年の胸に喜びが満ちる。
「ユフ。
顔、上げて」
栄一はゆるむ口元も気にせず、声をかけた。
「ユフの顔が見たい」
そう言うと、ユフはおずおずと顔を上げる。
真っ赤に染まった頬。泣きそうにも見える潤んだ瞳。
彼女はこんなにも想いを表してくれている。
「俺も、ユフのことが好きだよ。
もちろん罰ゲームとかじゃなくって、本気で」
姿を見るたび、声を聞くたび、話すたび、微笑みかけられるたび、愛しさが募って。
言葉にする気はなかった。ただ、見守っていられればそれで。
けれどユフも同じ恋心を持っていてくれたのなら、応えない理由はない。
「……好きです。栄一さん」
囁くように小さな声で、ユフは言葉を紡ぐ。
やっと言えたのが嬉しいのか、珍しい満面の笑顔。
彼女もずっと伝えることができずに、想いを抱えていたのだろうか。
そうだったら栄一はもったいないことをしていたのかもしれない。
「うん、ありがとう」
幸せそうに、栄一は笑った。
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家の息子が迷惑かけてごめんよユフちゃん。(きっと自分とコトちゃんの仲がうまくいかないから仲良しな栄一とユフちゃんに妬いてるんだ、うん)
ユフちゃん可愛いよユフちゃん。
中学生みたいな初々しいカッポー万歳っ!可愛い過ぎる!
しれませんよ! まあ悪戯心とかの方が有力ですが!(笑)
二人にとってはいい方向に進んだのでこれで良かったんですよ、きっと!
でも妬いてるというのも楽しそうだ……それで話が書けそうですv
この二人にはいつまでも中学生レベルの初々しさを持たせようと書いてますw
ユフちゃんが可愛いのはそれがユフちゃんだからですよ!